2011/01/31

「太平洋の奇跡」

試写会に行ってきました。
去年からバタバタしていて、映画を見るのは本当に久しぶり。


太平洋戦争で激戦が繰り広げられたサイパン島。わずか47人の兵で45,000人の米軍を相手に大場栄大尉率いる部隊が戦い抜いた史実を基にした映画。


戦争映画は見終わるとグッタリする。でも、戦争の歴史を知りたいとまた見たくなる。しかし、史実を基にした…というのがクセものだ。どこまで脚色されているのか。原作は米海兵隊員だったドン・ジョーンズ氏の「タッポーチョ 太平洋の奇跡 (祥伝社黄金文庫)」。それを日本で映画化というのも面白い試みだと思うが、本が出版された当時、大場大尉は存命中で本の監修を行っているそうだ。その時点で美化されていたり、脚色されている可能性もある。

銃撃戦の迫力や山の中での生活の臨場感はあったけれど、過去に見た戦争映画と比べると兵士の心情が伝わってこなかった。淡々としているというか、都合良過ぎるシーンもいくつか。しかし、日本軍と米軍とそれぞれの視点で描いているのは良かった。

あとは、主演の竹野内豊がちょっと残念だったなぁ。撮影も過酷だったとニュースで見たけれども、うーん。別に嫌いな役者さんじゃないんだけど、しょっぱい。唐沢寿明が素晴らしかった。この人の演技力や存在感と比べちゃうとな…。

サイパン島の玉砕は44年7月、翌年8月に戦争が終わり、彼らが投降したのが12月。
長い戦い。しかも島での戦いは救援が途絶えてしまうので、孤独で気持ちの行き場をなくしてしまう戦いだ。映画で表現できない様々な事もあっただろう。そういうのが知りたいんだよな。


トータルでは良く出来た映画だと思う。戦争の残酷さ、虚しさを伝えるには十分な内容。
1人でも多くの人に見てもらいたい。そして考えて感じて欲しい。
1人1人の力や祈りは小さいけれども、沢山集まれば大きな力になるから。


試写会には年配の方々が多く来場されていた。彼らはこの映画を見てどう感じたのだろう。

公式サイト:
http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/

太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-@ぴあ映画生活

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