「JELLYFish(ジェリーフィッシュ)」

予告で見た少女の笑顔に惚れ込み、絶対見たい!と思ったらイスラエル映画だった。
「迷子の警察音楽隊」(レビューはこちら)に続き、またまたイスラエル映画。
両者とも色彩の優しい鮮やかさや、ゆるゆるとした感じがとても心地よい。

先週の土曜日に、渋谷の渋谷シネ・アミューズへ行ってきました。

〜イスラエルの都市テルアビブを舞台に、3つの物語が展開してゆく。
結婚式場でウェイトレスとして働くバティアは、恋人と別れたり、職場でもうまくゆかず、生活も厳しい状態。ある日、海辺で浮輪をつけた少女と出会い自宅に連れて帰る…。
バティアが働いている結婚式場で披露宴をしていたケレンとマイケル。ケレンが披露宴中に足を骨折してしまった為、新婚旅行は行き先を変更し海辺のホテルへ…。
フィリピンから出稼ぎに来ているジョイは、舞台女優のガリアから母マルカの世話を頼まれるが、言葉も十分に通じず気難しいマルカに手を焼くが…。〜

以下、ちょっとネタバレ気味なので注意して下さい!
テルアビブと聞いてイメージが沸かなかった無知な私…。
イスラエルはキリスト教の聖地なのに、紛争が絶えない…という暗いイメージがあるが、ちょっと調べたらテルアビブは国連によって承認されているイスラエルの首都で、観光客が多く訪れるリゾート地でもあるそうだ。

しかし、映画ではそんな地域とは思えないような、まーったりと空気が流れているし、あまりキレイな街でもなさそうに見える。幻覚なのか??と思えるような曖昧な部分があったり、大事件が起きるわけでもないし、驚くような展開も特にない。人々の日常にあるちょっとした出来事にホロリとさせられるのだ。
フィリピン人のジョイは実際にヘルパーとしてテルアビブで働いている方だそうで。
最初掴みどころがないというか、愛想がないというか、難しい人なのかなぁ〜と思ったんだけど、子供を置いて言葉も十分通じない異国で働くのってタフじゃないとやっていけないよね。最後見せた涙にグッときました。

細かいところに含みをもたせるシーンがあったり、3つの物語の登場人物たちのすれ違いがあったり、キーワード的なものが見え隠れするのを見つけて楽しむのも面白い。多数の言語が飛び交うのも日本じゃ考えられない感覚。自分はずいぶんと狭い世界に生きているのだなぁと考えさせられた。

起承転結がハッキリしていてスカッとするような映画が好みの方には勧められないが、好きな人にはたまらない映画だろうなぁ〜。「迷子の警察音楽隊」は気に入った旦那でも、この映画はダメだったみたいだし(>_<)

名前も台詞もない少女の笑顔と、浮き袋をしたままペタペタ走り回る姿にメロメロ〜。
あんな可愛い顔で見つめられたら、ほっておけないよね!

忘れていた幼い頃の記憶を蘇らせてみたい、身近な人に優しくしたい、そんな気持ちにさせられる映画でした。好きな映画がまた一つ増えました。


JELLYFish 公式サイト:http://www.jellyfish-movie.com/

ジェリーフィッシュ@映画生活
テーマ:ミニシアター系映画 - ジャンル:映画





kimion20002000様
レスが遅れて申し訳ありません><
コメント&トラバありがとうございます!

>最近のイスラエルの映画制作は、フランスが支援しているようです。
なるほど。
そういわれると、同じ”かおり”を感じるように思います。
もっとこの手の作品が見たいですね〜。
【2009/10/14 14:45】 URL | mari #B9A5zm5U[ 編集]
こんにちは。

僕は「迷子の警察隊」も「ジェリーフィッシュ」も両方ともよかったですね(笑)
どちらも、フランスとの合作映画で、最近のイスラエルの映画制作は、フランスが支援しているようです。
【2009/10/08 15:00】 URL | kimion20002000 #fOhGkyB.[ 編集]
とらねこさん
コメント&TBありがとうございます!
とらねこさんのレビューが結構好きで、挨拶もなしに時折TBさせてもらってます・・・スイマセン(^^ゞ

>これをわかってくれる女性とは分かり合えるような・・・
あぁ〜そうですね。言葉はいらないって感じです!
とらねこさんのレビューを読んだ時に、昔、映画や音楽を語り合った友人の事を思い出しました。あまり思い出したくないどん底の時代だったんですが、彼女との語らいだけが癒しでした。

若い頃に見ていたら、自分の内側をえぐられるような辛い感覚を覚えたかもしれません。また時間が経ってから見てみたい映画です。

これからもよろしくお願いします〜♪
【2008/04/16 10:04】 URL | mari #B9A5zm5U[ 編集]
mariさん、こんばんは!
これ、気に入られたのですね。これ、私も素晴らしい映画だったと思いました。
自分の記憶の彼方に忘れかけた断片が、
知らない間に波が寄せて座礁したかのような、不思議に懐かしい気持ちになりました。

これ、女性にはわかってもらえそうな、
これをわかってくれる女性とは分かり合えるような、そんな気がしました。
【2008/04/16 00:14】 URL | とらねこ #.zrSBkLk[ 編集]














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