2016/09/09

「ハイ・ライズ」

やっとやっと映画化されたJ・G・バラード原作の「ハイ・ライズ」。
自分が好きな作家の作品が映画化されても満足出来ない事も多々あるが、これは原作超えるインパクト。

今までバラードの作品で映画化されたものは見ていなくて。
「クラッシュ」、「コンクリート・アイランド」はクローネンバーグ監督が作ったので、これもてっきり彼が作るのかと思ってた。イギリスのベン・ウィートリー監督。


高層マンションが崩壊していく不条理で狂った美しい映画。

出演者の事は良く知らなかったんだけど、主演のトム・ヒドルストンはいい体してるし、イケメンなのに節度もなくて無表情なのがバカ騒ぎしている映画の中で際立っている。

私もしがらみから解放されて、すべて投げ出したい!って衝動に一瞬駆られる。

おススメしたくなるような楽しい映画ではないけれど、凄いものを見ちゃったな、って感じ。
記憶に残る映画。原作読み返そう。

やはり映画館で見るのはいい。定期的に映画館には行きたいな。
2016/07/27

「ラスト・タンゴ」

大好きなヴィム・ヴェンダースが製作総指揮をしているという「ラスト・タンゴ」を見に、渋谷へ行ってきた。
何年ぶり?のBunkamura。昼間の回は満席もあったそうだけど、夜はガラガラ。
仕事終わりで眠くなるかと思ったけど、大丈夫だった。

タンゴの伝説のダンスペアのカップルのドキュメンタリー。

「Pina/ピナ・バウシュ」で、ドキュメンタリーだけどダンスを使って表現する事が出来るんだ!さすがヴェンダース!っていうのが、今作でも生きている。

マリアとファンは80歳越えだが、今も踊るしタンゴに関わって活躍している。2人の…と言うよりもマリアのインタビューが多かった。年を取っても姿勢が良く足も綺麗!チャーミングで彼女の美しさ、強さ、苦しさに魅了されてしまい、最後は涙…。ファンはズルイ男!口数も少なくて本音はどこにあるんだろう。私も女だから、ファンが憎く思った。そんな男と別れたあともペアでいるなんて。

ファンが他の女と結婚して子供がいると知った時、どう思ったかと聞かれて、怒って機嫌を損ねて「一言もしゃべらない!」ってシーンが彼女の葛藤や本音が表れていたと思う。私も一人になってしまったから、少し気持ちが分かるよ。

タンゴも良く知らないけど、劇中の踊りは素晴らしかった。当時の映像も人々が熱狂したのが良く伝わってくる。マリアも本当に綺麗。

マリアとペアを解消して、娘と踊っているファン。母親に似てポッチャリの娘。なんでマリアじゃなくてあんな女を選んだのよ!って思っちゃうよね。でも仕方ない。



監督はルマン・クラル氏なんだけど、結局ヴェンダース作品みたいになってた。

2016/07/05

アッバス・キアロスタミ監督の訃報

専門学生の頃、友達に薦められて「友だちのうちはどこ?」を見たのが最初。子供が可愛くてね~。その後いくつか作品を見て、最後に見たのが2012年「ライク・サムワン・イン・ラブ」。キアロスタミ監督の作品だからと内容も全く分からずに見に行ったら、それまでのイメージとは全く違う不思議な映画で。日本で日本人キャストで撮ってて。
(見に行った時の感想。http://kokodewa.blog26.fc2.com/blog-entry-1012.html

最近は忙しくてゆっくり映画を見る気持ちの余裕がない。
久しぶりに「友だちのうちはどこ?」が見たいな。
2015/03/23

「都市とモードのビデオノート」

またまたヴェンダース。
これは初めて見た。先日見た「東京画」に近い雰囲気。ファッション・デザイナー山本耀司氏に迫ったドキュメンタリー。20年以上前の作品で時代を感じる部分もあった。ファッションの世界の事は良く分からないけど、一流のプロフェッショナルの仕事や思考に少し触れる事が出来た。

当時見たら、映像の作り方とかもカッコ良くてまた違った感じ方が出来ていたかもしれない。でもヴェンダースはヴェンダース。最後に流れていた日本語の歌が気になる。と思ってググったら「西安の子供市場」って曲みたい。

2015/03/22

「東京画」

ヴェンダースの「東京画」を見た。録画してあったのを見た。初めて見たのは20年くらい前?かな。淡々とした語りとボヤっとした色合いのイメージがあった。

ヴェンダースが好きだと言う小津安二郎監督へのオマージュ的な映像。ゆかりのある人たちへのインタビューが主な内容だ。スタッフだったカメラマンや俳優さん。小津安二郎監督がどのような拘りで映画を撮っていたかがうかがい知れる。

この映像が撮られた83年の東京。当時10歳だから、懐かしいという感情はなく、古臭さを感じつつも活気のある街に興味を抱いた。

ヴェンダースの語りや80年代の東京。気だるげな音楽。ドキュメンタリーを撮ってもヴェンダース映画になる。心地良い。
小津安二郎監督の映画も見てみたい。


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